きみどりがわたしを魅了する

若草の隙間で眠る
穏やかな風に背を預け
泣きだした逆さまの空に
落ちて目が覚める

ほどけた夢の真ん中で
はがれていく 歪なピース
隠した弱さ 見ないふりで
どうにか誤魔化して

熱を帯びた傷が問う
徒に過ぎる時間を
また後悔に閉じ込めるのか
答えのないままで

大丈夫、と肩をさすって
涙のあとを隠してほしい
いつか 思い出すときに
笑っていたらそれでいいから
今はそれで いいよ

宙 落ちてきたペリドット
きみのことを教えてよ
自分の色なくさぬように
何ができるだろう

 

強く光る希望が欲しい
ずっと揺らがない星のような
ありもしないと知っているから
また傷を負っても歩くんだろう

大丈夫、とひとり呟く
抱えた思いこぼさないように
いつか 思い出すときに
笑っていたらそれでいいから
今はそれでいいよ

疲れきった心でもまだ間に合うと信じたいんだ
何もないって叫んだ胸が痛いんだ

大丈夫、と肩をさすって
涙のあとを隠してほしい
いつか 思い出すときに
笑っていたらそれでいいから
今はそれでいいよ

大丈夫、と歌が聴こえる
涙のあとを隠してほしい
いつか 思い出すときに
笑っていたらそれでいいから
今はそれでいいよ
今はそれでいいよ
いいよ いいよ